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ビニールクロスが安い驚くべき理由

ビニールクロスが安い驚くべき理由

ビニールクロスが選ばれる理由第一位はなんといっても“安さ”ではないでしょうか?

最近では色んな柄がありますし、安さと見た目をとれば、パッと見他の素材を選ぶ理由なんてあるの?というほど。

ではなぜビニールクロスは安いのか。

それは使われている素材が安いからです。ビニールクロスの主原料は塩化ビニール樹脂と呼ばれるもので大量生産に向いています。

なぜこんなにもビニールクロスは安いのでしょうか???

もちろん安いものには安い理由があるというものです。

なんとビニールクロスを使用すると健康被害を受ける可能性があるというのです。

ビニールクロスが熱分解を起こした場合、ダイオキシンといった有害なガスを大量に発生させます。

そのため、もしもの火災時には非常に危険です。

火事にならんければ大丈夫やに!と思うかもしれませんが、クロスを貼り付ける際に使用する接着剤にはホルムアルデヒドが含まれていることもあるそう。

これがシックハウス症候群などを引き起こす可能性があります。

また、ビニールクロスは湿度の吸収、排出といった、所謂呼吸をしません。そのため、冬場は結露を起こします。放っておくとカビが発生し家中に蔓延します。そうすると喘息やアレルギーの原因となります。

なるほど、、、安いのには理由があるんだな、、、

ではなぜビニールクロスのように健康被害があるような素材が多く出回っているのでしょうか???

遡ること約40年前の1955年、日本は高度経済成長を迎えます。

住宅ブームが巻き起こり。それまで主流だった漆喰や珪藻土といった施工に時間がかかる素材を使った住宅は減少。

安くて施工が簡単なビニールクロスが流行りました。工期が短くできる為、住宅ブームと相性が良かったのです。そしてどんどんビニールクロスが普及していきました。

その名残から日本ではビニールクロスの普及率がなんと90%を超えています。

凄まじい、、、

こんなにビニールクロスが普及しているのは実は日本だけ(驚)

海外だと病院や介護施設ではビニールクロスの使用が禁止されていたりします。

ただ、決してビニールクロスが全部悪いといっているわけではありません!!!もちろん安いし、アレルギーとかも特に気にしませんということであればいい素材だと思います。

(現に日本で使われていますし、私の実家にも使われています)

こういった事実があるのを知っていて使うのと、知らないで使うのでは住み心地も違うと思うので知っておいて損はないでしょう!(私の実家ではほぼビニールクロスだったので知らなければよかったと思いました笑)

ではどんな素材を使うといいのか、、、

個人的には”漆喰”がおすすめです!

次回は漆喰のメリット、デメリットをご紹介したいと思います!

お楽しみに〜!!!

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